北欧インテリアの代表格!憧れブランドのチェアを手に入れよう

大きなテーブルに並べられた椅子

北欧テイストの空間をつくるときに効果的なのが、キュートなデザインの北欧家具を配置することです。ここでは家具の中でもインテリアに取り入れやすく、飽きずに使い続けることができるチェアに注目して、おすすめのブランドを紹介します。

北欧家具デザイナーの名品チェア

カールハンセン&サンのYチェア(ハンス・J・ウェグナー)

まずはじめに紹介するブランドは、「カールハンセン&サン」です。その中でもYチェアは、巨匠デザイナーのハンス・J・ウェグナーが1946年にカールハンセン&サン用の製品としてデザインした最初のモデルで、とても人気があります。 中国の椅子をモチーフとして優雅な曲線と温もりのある木材骨格が特徴の彫刻的な椅子です。シンプルながら特徴となっているY字の背板がしっかりと身体を支えてくれます。優しい座り心地はもちろんですが、観賞用として見るだけでも癒され、部屋のアクセントとしてインテリア全体を引き立ててくれます。オークやウォールナットなど木材のカラー、素材を選択できることも魅力的な要素の一つになります。

ピーピーモブラーのザ・チェア(ハンス・J・ウェグナー)

続いて紹介するブランドチェアは、「ピーピーモブラー」のザ・チェアです。 この椅子は、デザイナーのハンス・J・ウェグナーがデザインした名作で1950年に発表されました。1960年のアメリカ大統領選時のテレビ討論会で、ジョンFケネディ氏が座っていたことがキッカケで話題となり、世界中で愛される名作中の名作になりました。家具に携わる人なら、必ず一度はこの名前を聞いたことがあるほど有名な作品です。美しいフォルムとフィンガージョイントが魅力的で、官能的な完成度に仕上がっています。この椅子が部屋にあるだけで、北欧家具に詳しい人にもこだわりをアピールできますし、所有感を満足させてくれます。あなたの部屋もこのザ・チェアがあるだけで、一気に北欧スタイルを演出できます。おすすめの一脚です。

ウェグナーのピーコックチェア(ハンス・J・ウェグナー)

1947年にハンス・J・ウェグナーによって制作された「ウェグナー」のピーコックチェア。チェアの特徴は、背もたれ部分のスピンドルの並びが、孔雀(ピーコック)が羽を広げた姿に似ていることからそう命名されました。ミラノトリエンナーレをはじめ、数々の賞を受賞したウェグナー。彼のデザインした500種類以上のチェアは、パーマネントコレクションとしてそのほとんどが世界中の美術館に収められています。優美で洗練されたフォルムと、一切の無駄をはぶいて機能的に作られた彼の作品は、長い年月を経てもなお世界中を魅了し続けています。

ウェグナーのピーコックチェアはPPモブラー社が受注生産を行っており、チェア全体は白木が美しいアッシュ材が使用されどんな部屋にも似合うデザインとして人気を得ています。

ハンス・J・ウェグナーの「ピーコックチェア」

出典: www.dezeen.com

フリッツ・ハンセンのスワンチェア(アルネ・ヤコブセン)

3つ目に「フリッツ・ハンセン」のスワンチェアをおすすめします。 この椅子は、デンマークのデザイナーであるアルネ・ヤコブセンによって1958年にデザインされました。ラウンジなどの施設向けにデザインされ、その独創的なデザインは、今でも数多くのホテルやレストランで見かける名作です。 シェルのような曲線で覆われたフォルムは、身体を包んで抱くような座り心地を演出します。カラーや素材違いの商品が数多くあるので部屋に合わせて、自分好みのコーディネートを選択してください。

サーリネンのチューリップチェア(エーロ・サーリネン)

「サーリネン」のチューリップチェアは、1957年にエーロ・サーリネンによってデザインされたチェアです。回転機能を持った1本脚のアルミニウムベースとFRPシェル・ファブリックかレザーのシートパッドから構成されたシンプルで機能的なチェアです。その名前の通りチューリップの花のようなデザインで、コンパクトで一般家庭のダイニングにも取り入れやすいチェアです。シートパッドは外してでも使用できますし、違う色を使用するとお部屋の印象がガラリと変わりアクセントとしても使用できます。

サーリネンのチューリップチェアとお揃いのダイニングテーブルも販売されており、トータルなコーディネートができることで人気が高いチェアです。

このように、北欧テイストの部屋をめざす方は、最初に有名なブランドチェアを置いてみると、北欧インテリアのマイルームづくりのキッカケにできます。そのこだわりの椅子をベースとして、テーブルなど他の家具を揃えていくのもよい順番です。