フィンランドはデザインの国とも言われ、北欧雑貨や北欧インテリアのブームの中でも常に中心的な存在となっています。食器や雑貨など、歴史あるものから最新鋭のデザイナーによるものまで多くのブランドがあり、それらは生活の質を大切にするフィンランドの人たちの精神を反映させたような、長く愛用できるものばかりです。
長く愛用できるフィンランド雑貨
象徴的なボタニカルパターンが魅力の『マリメッコ』
マリメッコはフィンランドを代表するテキスタイルブランドのひとつです。北欧らしい華やいだ色づかいや、主にフィンランドの自然をモチーフにしたボタニカルパターン、美しくもユーモアあるデザインなどは大変人気があります。日本でポピュラーなのは、ウニッコというケシの花をモチーフにしたテキスタイルで、ファブリック製品から食器や洋服に至るまでさまざまなアイテムに使われています。一目でマリメッコと分かるぱっと目を惹くデザインがとても魅力的です。近年ではフィンランド航空の飛行機の機体にもマリメッコのテキスタイルが施され、機内サービスとしてマリメッコのお土産がついてくるなど、デザイン大国フィンランドを象徴するブランドともなっています。
色のバリエーションが人気、ガラス製品の『イッタラ』
イッタラはフィンランドで生まれた食器などのテーブルウェアのブランドです。定番のしずくをモチーフにしたカステヘルミシリーズのプレートやグラスをはじめ、シンプルなカルティオシリーズなど、削ぎ落とされ洗練されたデザインと豊富なカラーバリエーションのガラス製品は特に人気があります。シーズンによって限定色も発売され、少しずつ集めていくのが楽しい食器でもあります。また、磁器でつくられたティーマシリーズなどもシンプルでありながら美しい製品です。さまざまなテーブルコーディネートに合わせやすいイッタラの食器は、幅広いジャンルのインテリアに取り入れやすく、長く愛用できる上質なものとして日本でも非常に人気が高いです。
コラボアイテムにも強い調理用品ブランド『ハックマン』
ハックマンは200年以上もの歴史を持つフィンランドの調理用品や食器などを扱うブランドです。鍋やケトルなどキッチンで普段使いする日用品は地元フィンランドの人たちからも非常に信頼が厚く、その使いやすさとデザインの美しさが特徴的です。また、フィンランドの有名作家トーベ・ヤンソンの絵本のキャラクター、ムーミンのイラストが描かれたカトラリーシリーズなどもあり、コラボレーションアイテムにも積極的です。また、古い調理用品の回収と再生産を行うなどエコにも力を入れているブランドです。子どもにとっては可愛らしく、大人にとっては実用性が高く使いやすいハックマンの製品は、幅広い層に喜ばれ長く愛用できるものばかりです。