賃貸マンション住まいの我が家ではペットを飼うことができません。だから密かな楽しみは、散歩やウォーキング中、仕事先などで、カワイイ猫たちに出会うこと。近所のノラたちも、なかなか味があってカワイイのです。
出会いは2015年秋
その日は10月にしては暖かい朝でした。
am6:00。いつもどおり朝のウォーキングの準備をして外に出たのですが、気分を変えるためにいつもとは違う方向へ歩き始めました。バス通りを歩くこと5分ほど、小さな洋服屋さんの軒下に気配を感じ覗いてみると…、この子がいました!
「めちゃくちゃカワイイ!!!」
あわててスマホを取り出し、画像をとらせていただいたのですが、ニャーとひと鳴きして走り去って行きました。
自分だけの密かな楽しみ
その日以来「ピンクのお茶碗の子」とココロの中で呼び、週に3回はウォーキングのコースを変更して見に行きましたが、…会えません。今日こそ会えるかなと思いながら通るのですが全然会えません。中学生が登校中に好きな子に会えたら良いな…とドキドキする感覚と同じです。
いつものその場所にはピンクのお茶碗があって、それを見るだけで一人でフフッ…、となることが密かな楽しみになりました。
ライバル出現?
それから2ヶ月後の朝。
今日はどうかな?と思いながら洋服屋さんへと向かい、軒下を見るといつものピンクのお茶碗だけがあって、やはりあの子はいません。
ですが、あれ…??? いつもと違うモノが…。

な、なんと「猫缶」です!
定点観察している自分には分かります。
「誰かが置いていった!自分だけの密かな楽しみだと思っていたら、この子に会いたがっている人が他にもいる!」
その時は軽い嫉妬心が生まれました。
会えなくても…
そして懲りずに今朝も会いに行きました。…やはり会えませんでした。
ですが、いつものところにピンクのお茶碗はあって、一人密かにフフッ…、となりました。
