北欧の家に共通している鉄板ルールで部屋づくり

洗練されたオシャレな空間が特徴の北欧の家。ところが、実際に北欧風を取り入れようとしても上手くいかずまとまりのない空間になってしまうこともよくあります。実は、北欧の部屋づくりには共通してみられる鉄板ともいえるルールが存在しています。そのポイントさえ押さえれば、簡単に北欧風の部屋がつくることができます。

3つの鉄板ルールはこれ

照明やキャンドルで「一室多灯」を楽しむ

共通点も多いといわれる日本と北欧の家ですが、北欧の部屋と日本の部屋のスタイルで大きく異なる点をあげるとすると、それは照明器具になるでしょう。日本の場合シーリングライトなど、部屋全体を明るく照らす照明器具を取り付けることが多く、一つの部屋に一つの照明器具を取り付ける「一室一灯」が一般的です。

一方、北欧の部屋の場合は「一室多灯」がほとんどです。一室多灯とは複数の照明やキャンドルによって、光がつくり出す微妙な影や明るさを楽しむタイプの照明方法です。光を当てたい部屋のコーナーやテーブルの上などをペンダントライトやスタンドなどを使って効果的に空間を演出します。北欧風のオシャレな照明器具は数多く売られています。やわらかな光が部屋全体に届くスリットの入ったものや、小さめのペンダントライトをいくつか長さを変えて吊り下げるだけで北欧風の部屋が演出できます。

照明やキャンドルで「一室多灯」を楽しむ

出典:roomclip.jp

照明やキャンドルで「一室多灯」を楽しむ

出典:antenna.jp

アートやファブリックで壁を飾って楽しむ

北欧スタイルの基本はシンプル、ナチュラル、そしてビビットな色遣いのデザインです。北欧は森林地帯が広がり、良質な木材が数多く手に入る環境にあるため、機能性とデザイン性を兼ね備えたインテリアがつくられてきました。素材の良さを重視した家具類はナチュラルな色合いで日本人にも人気があります。

ところが、ナチュラルでシンプルなアイテムを揃えた結果、どこか寂しい印象の部屋になってしまったことはないでしょうか。北欧の部屋の特徴として忘れてはいけないのが、挿し色を上手に取り込む工夫がされていることです。挿し色をワンポイント入れるだけで部屋の印象はがらりと変わり、オシャレな空間を演出できます。

北欧のデザインで良くみられるのが鮮やかな色遣いの幾何学模様や花柄です。壁はあえてシンプルな白一色にし、そこにビビットな色遣いのアートやオシャレなフレームの写真などを飾れば、一気に北欧風になります。

キッチンは飾りながらしまう

北欧スタイルではキッチンも機能的でシンプルなものが好まれます。特に都市部では住宅事情もあり、キッチンはとてもコンパクトで収納スペースもあまり取れません。そのため“見せる収納”が中心となります。

北欧キッチンで最もよく見られるのが壁に取り付けられたオープンな飾り棚です。いわば、物がむき出しの状態となるためキッチン雑貨や食器類を工夫して並べる必要があります。たとえば、食器類を白で統一してみたりレトロ風な可愛いデザインのものを揃えてみたりして、あまり多くの色でごちゃごちゃしている印象を与えないようにするのがすっきりと見せるコツです。

また、棚の下にフックを取り付けて、コーヒーカップなどを引っかけて収納するのもおすすめです。フックを使った収納はフライパンや鍋などの調理道具にも応用できます。このように、ちょっとしたコツを押さえれば簡単に北欧風の部屋づくりを楽しめるので試してみてください。

キッチンは飾りながらしまう

出典:roomclip.jp

コーディネート

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